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KONO's Diary-休むに似たり



2010-07-19 [長年日記]

_ [] ものぐさ自転車の悦楽~折りたたみ自転車で始める新しき日々

高千穂遙『自転車で痩せた人』に触発されて自転車生活を始めたワタクシだが、その高千穂遙が自転車に乗り始めたのは、本書の著者・疋田智氏の著書がきっかけだったという*1

で、自分も疋田氏の本はチェックしていたのだが、一番新しい本書については副題に「折りたたみ自転車(フォールディングバイク)」とあるせいで読むのをちょっと躊躇っていたのだった。

フォールディングバイクって、何となくマニアックな雰囲気が漂っていて*2、自転車で通勤こそ始めたものの道具に凝るでもなくレースに出るでもない自分としては、そういう「濃い世界」とは縁遠いような感覚を持っていたからである。

そして、「(自転車関係の著書をいろいろ著された)疋田さんもいよいよネタがなくなってフォールディングバイクの本を書かれたのかな」等と思っていたのだった。

しかしこれはワタクシの大きな間違いであったことが本書を一読してわかった。

本書によれば、マニアックなこだわりのない人こそ「折りたたみ自転車」に乗るべきだという*3なんとなれば、「折りたたみ自転車」はその名のとおりいざとなれば折り畳めるので、出かけた先で酒を飲んでしまった場合でも自転車を折りたたんで電車に乗って帰れる*4。別に酒を飲まずとも、「調子にのって自転車でやってきたけどきた道をまた自転車で帰るのは疲れるなぁ」と思ったら、さっさと自転車をたたんで復路は電車でもバスでも使えば良い、という。そういう「ものぐさ」が可能な分、これまで自転車に乗ってこなかった人こそまずは折りたたみ自転車に乗ってみるべき、というのが本書の主張で、言われてみれば確かにその通りかもしれない。

そんなわけで、フォールディングバイクの解説部分以外は、同著者の昔の本の主張の繰り返しが多かったりする。自転車に乗る効能を説く部分では太っていた頃の写真を使い回したり*5、過去の著者の本のどこかに書いてあることが再度主張されたりしているのだけど、見方を変えれば著者の自転車に関する主張が集大成的にまとまったのが本書ということであって、今後は「ヒキタさんの本で何か一冊オススメは」と言われればこの本を挙げることになるのかもしれない。

と、いうわけで、特に、著者の本を読んだことのない人を中心に、機会があれば是非ご一読を。

*1 詳細は『自転車で痩せた人』を一読されたし。

*2 高千穂遙の本で加藤直之氏のようなマニアックな人が多数登場するのを読んだので。

*3 ただしここで言う「折りたたみ自転車」とはその辺のホームセンターで1~2万円程度で売っているものではなく、BROMPTONBD-1dahon等の「ちゃんとした」もの。この辺の自転車がなぜ「マニアック」でなく「ちゃんとした」ものなのか、というのは、なかなかお伝えしにくいのだが、一つには、事故の可能性を少しでも減じるためには「ちゃんとした」自転車に乗った方が良いということ。道具としての感じ方も非常に異なるし。また、その他マニアックな人たちはこれらの自転車を購入した後、本体価格以上の費用をつぎこんで改造してしまうのだった。

*4 飲酒運転は自転車でもやってはいけない。法律で禁止されているし、なにより危険である。

*5 考えてみたら痩せたあとの写真は撮り直しが効くが、今さら太っていた頃の写真なんて増やせないのだから致し方ないのだけど

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カバー画像はWikimedia Commonsより。
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