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KONO's Diary-休むに似たり



2009-08-08 [長年日記]

_ [イベント] 第七回Wikiばな

開催告知

昔は参加者皆が自分の「ポジションペーパー」を持ち寄ってそれを他のメンバーに見せながら自己紹介する、というようなこともやっていたと聞くが、今回は参加者約150名ということでとてもそんなことはできない。

今回お題の『パターン、Wiki、XP』という本は、ちょっと説明しがたい不思議な読後感の残る本で、このネタでどんなイベントになるのかなかなか想像できなかったのだけど、びっくりするくらい充実したものだった。

どの発表も非常に印象に残ったのだけど、一番ハッとしたのは、江渡さんがWikiを使う前と使った後で感じたWikiに対する評価。Wikiを使う前は「Wikiの仕組みは技術的に優れた点がないので」どちらかというとネガティブな印象を持っていたのが、使ってみると実に良いものだと感じ、「その落差が面白いと思った」というところ。実はぼく自身もWikiはそんなによいものとは思っていなくて、ただその理由が自分でも判らなかったのだけど、言われてみると確かに「技術的にあまり面白くない」というのはネガティブ要素として感じていたので。

ただ江渡さんの場合、その後実際にWikiを使ってみたら評価は逆転したのだけど、ぼくはまだその域には達していない。これは理由はハッキリしていて、ぼくの場合、Wikiを会社で使っているのだけど、「小人さん」にまだ助けてもらえていないからである。

後は…沢田マンションの話は面白かった。有名な建物らしいけど、不勉強なワタシは今回初めて聞きました。漸進的な成長をする建物で、宿命的につぎはぎ感があって見た目は美しくないのだけど、なぜだかそこに住んでいる人たちが生き生きしている。うまく行っているコンピュータシステムの中にも結構同じような印象を持つものがあって、つぎはぎのシステムなんだけど利用者も管理者も楽しそうに使っているとか、ありそうな感じ。技術オタクはここで「次のバージョンでつぎはぎ部分を綺麗に作り変えましょう」みたいなことをつい言ってしまうのだが、その結果楽しく使えないものになってしまう可能性も多々ありそうな感じ。結局、システムとしての整合性・美しさよりも利用者が「生き生き」することを目指すべきなのだろう、ということを非常に強く感じた次第である。

その他発表内容は技術評論社のレポートに詳しい。

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カバー画像はWikimedia Commonsより。
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