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KONO's Diary-休むに似たり



2009-02-11 [長年日記]

_ [] 日本の「安心」はなぜ、消えたのか

社会学の本ということで興味深い内容でも読みにくいところがあるのだろうな、と覚悟していたのだけど、ブログに書かれていてもおかしくないくらいの平易な記述で、世間一般に流布しているイメージがいかに間違っているかと説得力をもって論じている本。 目次が
第一章 「心がけ」では何も変わらない!
第二章 「日本人らしさ」という幻想
第三章 日本人の正体は「個人主義者」だった!?
第四章 日本人は正直者か?
第五章 なぜ、日本の企業は嘘をつくのか
第六章 信じる者はトクをする?
第七章 なぜ若者たちは空気を読むのか
第八章 「臨界質量」が、いじめを解決する
第九章 信頼社会の作り方
第十章 武士道精神が日本のモラルを破壊する
となっていて、読む前に第十章の「武士道精神が日本のモラルを破壊する」というサブタイトルを見た時はちょっとぎょっとしたのだけど、読み進めていくうちに、確かにこれは一面の真実である、と思えてくるのである。ぼくは何でも影響されやすい方ではあるが、この本の議論の進め方、データの出し方は本物でしょう。いやホント、「武士道」とか「品格」とかに頼らず、「正直者が評価される、トクをする」社会を目指した方が良いですよ……って、いきなり言っても「何のことやら」だろうけど、そういう人はぜひ本書を手に取っていただきたい。 本当に、一人でも多くの人に読んでもらいたい本なので、値段がもうちょっと安いともっと良かった。
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カバー画像はWikimedia Commonsより。
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