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KONO's Diary-休むに似たり



2008-02-26 [長年日記]

_ [イベント] 勝間さんの講演会

『お金は銀行にあずけるな』『無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法』等の著者で経済評論家の勝間和代さんの講演会に行ってきた。

これは昨年10月に出た勝間さんの著書『決算書の暗号を解け!』の出版記念と銘打ったもので、講演の内容もこの本の内容と重なるもだった。

勝間さんと言えば、『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』や、最近出た『効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法』等の著書が現在大変に売れていて、ネットでもこの方面から話題になることが多い。 しかし、講演会冒頭で「わたしの本職はあくまでも会計士であり、これまで出した書籍の中ではこの『決算書の暗号を解け』こそがライフワークである。「10倍勉強法」等の自己啓発シリーズも、読者が「同じ著者だから」とその後に会計の本を手に取ってもらえたら良いという動機で書いている」と宣言され、実は根っからの「会計のヒト」だった、という事実が判明。講演会の質疑応答部分でも、受け付けるのは会計の質問のみ、という徹底振りである。

極論すると「10倍勉強法」等の本は、会計本を売るための「釣り」であるという位置づけらしい。でも部数としては会計の本より自己啓発系の方がよほど売れているらしいのだが、それでも「本職は会計」と言い切れる強さがちょっと羨ましくもある。

ぼくも「10倍勉強法」で著者のことを知ったクチなので、見事に策略に嵌められているような気がしないでもない。しかし、勝間さんの文章は題材が何であれ歯切れが良くて判りやすいし、どのみち会計方面は常日頃もっと勉強が必要であると感じていた分野なのでそれはそれで良いのであった。

閑話休題。『決算書の暗号を解け』はどんな本かというと、出版元の売り文句のコピペになるが、

決算書の読み方にはコツがある。このコツさえわかってしまえば、たとえあなたが簿記3級すら持っていなくても、まるで上質のミステリー小説を読むように楽しみながら、決算書に隠された暗号を解くことができる。 決算書の暗号が解ければ、会社側の動機とトリックが見えてくる。そうやって手に入れたメッセージは、本物のミステリー小説に負けず劣らず興味深いものだ。なかには、あまりの仕掛けの巧妙さに思わず唸ってしまうものもある。 ぜひあなたも、本書でその醍醐味を味わってほしい。なによりそうやって利益の質を見抜くことが、インチキな会計を暴き、あなた自身の大切なお金を守ることになるのだから。(後略)

ということで、主に個人の一般投資家向けに、会社の決算書の読み解き方(投資にふさわしくない怪しい会社を財務諸表からどう見破るか)を解説した本である。ぼくは株式投資は今のところETF専門なのだけど、お話の内容は大変に興味深く聞けた。

月並みだけど、無味乾燥に見えた決算書の裏側に経営者の人間性が出るのだな、という感じ。

で、会場で売られていた表記の本を購入し、著者サインをもらってきた。

最近毎朝AMラジオを聞くのが習慣なのだけど、この日は生島ヒロシの「おはよう一直線」のゲストが勝間和代さんで、朝からいきなり驚いてしまった。夕方も講演会で、なんだか「勝間和代な一日」になってしまった。 それにしてもこの人の尋常ではないエネルギーは、少しは見習いたいものである。

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