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KONO's Diary-休むに似たり



2007-11-03 [長年日記]

_ [Money] ローン借換顛末

3年半前に建売住宅を購入して、現在もそこに住んでいる。当然住宅ローンを月々払っているのだけれども、このたびそのローンの借り入れ先を某A銀行から某B銀行に変更した。これがなかなか興味深い体験だったので顛末を書いておく。

もともと当初A銀行から借りたとき、「当初5年間固定金利」で借りていたのだ。丁度低金利の頃だったので2.35%。その固定期間が切れるまであと1年半あるのだけれども、最近はこの世界も競争が激しいようで、金利そのものは3年前より上がっているのに、ローンの新規顧客には優遇金利をつけるというので、その優遇を使うと(当初数年間であれば)2.35%より安い提示が出る金融機関が結構あった。一方、このところ原油をはじめとしたモノのネダンが上がり始めたし(給料は上がらないけど)、ことによると金利も上がるかもしれないと思われたので、検討を開始したのだった。

で、いろいろ考えた結果、金利が今より下がる某B銀行の「当初7年間固定」に借り替え、かつ借り入れ期間を少し圧縮するのが良さそうだ*1、ということになった。無論、「金利が今より下がる」ったって、それは最初の7年だけのことで、その先はまだ見えてないわけだけど、今のまま動かなければ1年半後には確実に金利が変わるわけだし、その時2.35%より安くなるなんてこともないだろう。

この方針を決めたのが実は9月の末の話。

さっそく某B銀行にアプローチして、10月に入ってすぐ、週末開催の「ローン相談会」なるものに出かけてみた*2。その場で仮審査の申し込みをしたら、翌週火曜日にOKの返事が来て、本審査の申し込みを受け付けるという。

この間、9月から10月になった時点で、某B銀行のローン金利は少し上がった。11月になるとさらに上がる可能性もあり、借り換えはできるだけ10月中に行いたいと決意し、B銀行の担当者にもその旨伝えていた。

その週の金曜日に住民票や登記簿等の書類を揃えて本審査をお願いした*3

本審査に当たっては、「団信(団体信用生命保険)」の申し込みも行なう。

今回、ドラマの幕開けは、この団信の申し込み書がきっかけだった。

本審査を申し込んだ翌週の木曜日、B銀行の担当者が電話をしてきて「実は団信の申込書の書式が今月から変更になっていたのだが、それに気づかずに古い書式で出してしまったので先方が受け付けてくれない。ついては申込書を書き直してもらえないか」と言う。

事情はわかったが、その申込書を書いたのは先週の金曜日の昼頃の話で、B銀行の担当者はすぐに保険会社に回したという。それから書式の違いを指摘してくるまで一週間かかったのだったら、申込書を書き直した後も、手続きに時間がかかりそうな予感がした。

一方で、今回の借換で全額繰上げ返済を行なうA銀行の方にも、そろそろ話を通しておく必要があった。抵当権の抹消書類をあらかじめ用意してもらわなければならないからである。

そこで、A銀行に全額繰上返済の手続きについて聞きに行った。

ところが、「他行で借り替えるので全額繰上げ返済をしたい」と言うと、A銀行の担当者がこう言うのだ。「お客様の場合、当行のお借換プランに準じた形で"条件変更"できるかもしれません」

つまり、借換をしなければ新規顧客用の優遇金利を適用できるかも、と言うのだ。

「でも、おたくのローンの宣伝は、どれを見ても"当行でローンをお借りになっているお客様の借換はできません"って書いてあるじゃない」

「すべてのお客様が"条件変更"できるわけではないのです」とA銀行の担当者は言った。たぶん、「他行に借り換えるぞ」と言ってこない客は"条件変更"の適用対象外なのだろう。

「じゃあどういう条件にしてくれるの?」と聞くと、社内手続きで承認を経る必要があるので今は確定できないとのこと。そういうことならその社内手続きをお願いする。同時に、B銀行の担当者に、A銀行で引き止めを受けている旨連絡しておく。

これが金曜日の話。

翌週の月曜日、A銀行より条件の連絡が入る。B銀行より高い利率だが、もしB銀行に借り換えるとなると、保証会社に払うお金や抵当権の再設定にかかるお金等でコストがかかるので、その点勘案すると「このままA銀行で借り続けた方が安い」と思われる線だった。

一方のB銀行も、「今回に限り特別に」当初の利率を少し下げてくれる、と連絡してきた。A銀行の引き止めに対抗するためである。

どちらの銀行で行くか、その週の水曜日までに結論を出す必要があった。

ここは正直言って、かなり悩んだ。

Excelのローンシミュレータで何度も検討したが、諸費用を勘案すれば、A銀行で継続する方が金銭的には多分いくばくかのトクになりそうな感じだった。

ただ、A銀行の出した条件のあまりの絶妙さが、妙にカンに触った。仕事中に電話されても困るから連絡はメールでしてくれと頼んだら規則でメールはダメだそうで、仕方がないので「電話連絡は午後五時半以降で」と頼んでおいたのに午後三時前に電話してきたのも印象が悪かった。

B銀行の担当者が、新人に近い、あまり知識がなくてちょっと頼りない人だったのだけど、その分いろいろ人に聞いたり調べたりしてくれてこちらの問い合わせに誠実に答えようとしてくれたのも印象が良かった。

と、いうことで、やはり当初計画通りB銀行に借り換えることに決めた。

B銀行に口座を開設し、新しい金消契約の書類を書いた。借換のカネはこのB銀行の口座にまず入金され、それからA銀行の口座に(ぼくの依頼、という形で)振り込まれ、A銀行側でそれを引き落として繰上げ返済完了となる。これらは全て事前に申込書等を書き、諸費用はA銀行の口座に入金しておく(ローンは申込金額から諸費用を引いた額が振り込まれるので)。

10月31日、ローン実行当日は銀行に行く必要もなく、銀行から特に連絡もない。夕方通帳記入をしてみたら、大きなカネが入金され、即座に引き落とされていた。

今回結局他の銀行に借り替えたわけだが、A銀行で条件変更ができるかもしれない、というのが最初からわかっていたら、また展開が違っていたような気もする。そもそも動くタイミングからして違っていただろうし。「当行のローンの借換はできません」という文言を無邪気に信じていた方が世間知らずだと言われればそうなのかもしれないが。

その他、司法書士報酬等でもう少し書きたい話があるのだけど、長くなったのでそれはまた別の機会に。

*1 こうすることにより月々の支払は数千円増えるがトータルの総支払額は100万円単位で節約できる計算になった。

*2 最近はどこの金融機関でもこういう週末相談会をやっているが、わずか3年半前、最初のローンを借りた頃はこういう機会はほとんどなかった。

*3 必要書類は印鑑証明書3通、住民票、固定資産税の課税証明、登記簿等。役所を回って書類を揃えるだけで会社を休んで半日がかりだった

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_ Ionamin phentermine.:Phentermine ionamin. (2010-04-14 23:00)

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