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KONO's Diary-休むに似たり



2007-05-07 [長年日記]

_ [] デジタル・ワークスタイル

「アルファブロガー」という言葉を普及させた徳力基彦さんの新刊。「インターネットをあまり使いこなせてなくて困ってるような、5年前の私(=徳力氏自身)のような人」に向けて書かれた、インターネット時代の仕事術の解説。

実は著者の徳力さんとはRTCカンファレンス他のイベントで何度かお目にかかって、イベント後の懇親会で直接お話させていただいたこともある。その縁でメールのやりとりもあったので、今回の出版に当たってもわざわざ案内をいただいていた。で、その返信にぼくがもの欲しそうなメールを出したらなんと「献本」までしてくださったのである。だから本書を宣伝する強力な動機がぼくにはあるわけだが、それはさておいても本書が良書であることには間違いないと断言したい。

本文は平易な語り口で、内容もマニアックに走りすぎないようにやや抑え目にしてある。そのためネットの「パワーユーザー」で、たとえば普段からRSSリーダーをばりばり使っているような人にとっては、本書はちょっと喰い足りないような印象があるかもしれない。しかし「普段はニュースサイトをちょっと見て判らないことがあればGoogleで検索する。巡回している個人blogはあまりない」というくらいの人にとっては本書は丁度良いレベルで、お役立ち度も高い*1。そういう意味では本書の間口は大変に広く、「うまいなあ」という感じ。メール術、時間管理術、情報収集、情報分析、情報発信等、紹介されているノウハウもいちいち具体的かつ実践的だと思う。ぼく自身、この本に書いてあることの多くは既に実践してはいるけれども、100%本書の通りというわけではないので、その差についていろいろ考えて自分のやり方を見直す良い機会になった。

また本書は最終的には「情報発信」としてブログを書くことを薦めていて、「ブログを書くのはあくまで自分のため」と強調している辺りはぼくもとても共感した。

「これくらいならワタシにもできるかも」という小さなヒントが満載で、その小さなことから始めて継続していくとやがて大きな価値を得ることができる、と励ましてくれ、読後「よし自分も一つやってみよう」と前向きになれること請け合い。インターネットをもっと仕事に活用したいと考えるビジネスパーソンはもちろん、既に活用している人にとっても大いに得るところのある好著だと思う。

*1 たとえばRSSリーダーの使い方について、本書では平易に説明してあるが、(コンピュータにあまり詳しくない)一般の方向けのこういうコンテンツは意外と他では見つからなくないですか?

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カバー画像はWikimedia Commonsより。
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