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KONO's Diary-休むに似たり



2007-04-23 [長年日記]

_ [イベント] RTCカンファレンスVol.22 『メディアの今後』

最近すっかり常連と化している。今回のイベント告知

大まかには「紙メディア」代表(日本経済新聞デジタルメディア--って、NIKKEI NETを作っているところだそうなので今は「紙メディア」ではないのだけど、元新聞記者の重森氏)、「オンラインメディア」代表(ITmedia ビジネスメディア「誠」編集長の吉岡氏)、「ソーシャルメディア(blog)」代表(徳力基彦氏)のそれぞれに、各メディアの現状と今後や、他のメディアとの融合等について語っていただこうという趣向。

ぼくの場合、最近新聞は(自宅にも紙の新聞は配達してもらってはいるが)アサヒコムやNIKKEI NETで済ませることがほとんどなので、こういう形だと「紙メディア」と「Webメディア」の対比はあまりできないんじゃないかと最初は思ったのだけど、NIKKEI NETは「日本経済新聞」という紙のメディアを単にネット化したものであり、記事の作り方は紙の新聞そのものである(というか、紙の新聞用に書いた記事がWeb媒体に流用されている)。そこで重視されるのは何よりも信頼性なので、記事は何段階にもチェックされるし「日本経済新聞」というブランドも非常に大事にされている。広告営業も記事の内容から検索するようなものではなく、「日経」ブランドに対して出稿していただく、という営業。また見出し(タイトル)もあくまでも新聞紙面を意識して「内容を適切に要約したもの」になっている。読者は時間がないときは見出しだけ追えばすべて判るのが理想*1(余談だが記者さんによっては見出しを考えるときに紙面の活字の大きさなどもイメージするらしい)。

一方のWebメディアは、速報性重視。もちろん社内のチェックもあるけれども、例えばこのイベントのあった日もドコモの新端末が発表され、IT mediaでは発表後10分で記事を公開したという(この記事?)。また紙面の制約がないのでいくらでも詳しく書けるし、過去の記事がいつでも検索できるところが利点である。ただ、特に日本特有の事情かもしれないのだけど、こういう新参者のメディアは記者クラブに入れないので、従来型メディアがごくカンタンに取れる情報をなかなかゲットできない苦労もある模様。まあこういうのはメディアの特性とは何の関係もない話なので月並みでも「規制緩和しろ」と叫んでいくしかないのだろう。

ソーシャルメディアについては、こういう「記事の作り方」みたいな切り口からの発言はなかったけれども、IT mediaの記事でも冒頭で取り上げられた発言

*1 …なので、「(情報を効率よく取得できるよう考え抜いてある)見出しにも著作権を認めて欲しい、というのは新聞記者にとってはごく自然な発想らしい。

「みなさんブログやってますか?」。FPNの徳力氏の問いかけに、会場に詰め掛けた100人ほどの参加者のうち約半数が手を挙げた。徳力氏は続けて、「自分のブログがメディアだと思いますか?」とも質問。こちらは一転、会場からの反応はなかった。

「これがソーシャルメディアといわれるブログの長所と限界なんです」と徳力氏。

[新聞対Webメディア対ブログ――新旧メディアの長所と短所とは?より引用]

がほぼすべてを物語っていると思う。

_ 今回はゲストの関係上メディアと言っても主に報道系が中心の話だった。自分は報道関係者ではないので、立ち位置としてはblog関係者ということになるのだろう。

一般の個人blogでは、報道に対して感想を述べたり解説したりするものは多いけど、さすがに自分で取材してblogに書く個人というのはなかなか居ない。でも「だから報道関係では個人blogの果たす役割はない」かというとそんなことはなくて、blogに書かれる「報道に対する感想・解説」の果たしている役割は実はどんどん大きくなっているのでしょう。

その他、詳細なまとめはチミンモラスイ?さんのところで。

_ [tDiary] 記述方法

どうもなかなか慣れなくて、上のエントリでもいろいろ試行錯誤する。引用文を入れた時の書き方を判っていないらしい、というのは自覚しているのだけど。

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カバー画像はWikimedia Commonsより。
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